利用者の自立を促すのが仕事です

障害者施設で働いているスタッフの仕事は、実に様々な種類があります。施設によって仕事内容は異なりますが、基本的には障害者である利用者の支援を行い、少しでも自立した生活を送れるようにしていく事が仕事です。

障害が軽度の利用者が多い傾向にある施設では、生活面で自立が出来るように支援をしていく事になります。メインが生活面での自立となりますので、身体介護をする場面は比較的少ないです。コミュニケーションを取れるように支援したり、単純な作業を行えるように支援する事によって、社会で生きていく能力を養う事を目的としています。利用者が健康的な生活を送れるように朝から夕方まで接する時間が用意されており、その中で作業の支援をしていく事になります。

中度から重度の障害の利用者が多い施設では、身体介護をする場面が多くなります。軽度と比べると日常生活を送る事が困難な方が多いので、少しでも身体能力等の障害を緩和して生活レベルを維持、向上させるための支援を行う事がメインの仕事になります。身体介護の場面も多くなりますので、体力が必要とされる施設も多くなります。

障害者施設と一言で言っても、精神障害や身体障害、その中でも様々な症状がありますので、仕事内容は利用者個人に合わせた支援となります。しかし、どの障害者施設でも共通する事は、利用者の生活レベルを維持、向上させる事にあります。事務的な仕事ではありませんので、利用者と良好な関係を築くことも大切になります。