障害者施設で働くためには?

障害には、知的障害、身体的な障害、精神障害など様々なものがあります。

まず、利用者がどんな障害を持っているのかを知り、理解する必要があります。障害によっては、突然意識がなくなる事も考えられます。そのような事態でも、自分が慌ててしまわないように障害に対する最低限の知識を身に着けておきましょう。利用者は思うように動けなかったり、自分の気持ちを伝えるのに時間がかかる事もあります。

また、何らかのきっかけでパニックを起こしてしまう場合もあるかもしれません。実際に目の当たりにした時には、驚いて何もできないこともあるかもしれません。しかし、そういう時にこそイライラすることなく、温かい気持ちで寄り添える寛大さや、冷静な判断が必要になってきます。

障害者施設での働き方は、施設内の支援だけではありません。例えば、利用者が施設に通所を希望する場合、送迎が必要となります。車の運転ができる人、中でもワンボックスやバスなどの運転スキルがあれば、大人数を送迎できます。

また「介護職員初任者研修」を持っていれば、訪問介護に伺うこともできます。障害者施設は若い利用者も多く、将来を心配するご家族も少なくありません。「社会福祉士」の資格は精神的、身体的、経済的な理由で生活に支障がある人の支援を行います。現状だけではなく、将来を見据えた支援が可能です。未経験で働ける障害者施設もありますが、様々な資格に興味を持つことで支援の幅が広がることでしょう。